学  校   北海道釧路市立景雲中学校
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校    種 中学校

(1) FMFマスターティチャープログラムに応募する段階(10月末)
  @ 学校における受け入れ態勢
   
  • 釧路市は以前よりMTPに参加している実績があり、15年度こそは小・中・高の地域応募を実現させたいという考えがあった。そこで、釧路市一の大規模校であり、最も新しい設備を持った本校が実施校として釧路市の中で候補に挙がることとなった。
  • 校内では、国際交流プログラムであるということを考慮して、英語教諭が担当教員に、理科教諭が技術担当者になった。また、地域応募の利点を最大限に生かすために、釧路市内から参加の3校の教育管理者は市教育委員会が担当した。これにより単に一校単位での交流にとどまらず、さらに広い範囲での交流が実現した。
  A 各担当者の役割と論文
   
  • 担当教員は校内におけるMTP全体計画の立案・パートナー校との連絡調整・MTP釧路チームとの連絡調整・米国教員滞在の補助を行う。
  • 技術担当教員は理科の教員であるため、調査プロジェクトに関する立案・HP管理・テレビ会議の実施を担当する。
  • 論文は、世界的に有名な釧路湿原を持つ釧路市として、環境を生かした国際交流のありかたを模索したものであった。
  B 地域応募についての留意点
   
  • 釧路市の地域応募は先程も述べた通り、釧路市教育委員会に支えられて行われているため、各学校間の交流はスムーズに進んでいる。地域応募をする際は、このように核となる施設をはっきりさせることが重要であると思う。
 
(2) FMFマスターティチャープログラムに応募して確定した段階(12月末)
  @ 学校における受け入れ態勢
   
  • MTP2003への参加が決定したことを全職員に通知し、プログラムの概要と本校での実施案について説明を行った。
  A 各担当で準備すること
   
  • 教育管理者の会
    米国教員の宿泊先の仮予約。各施設の状況調査及び仮予約。
   
  • 技術担当者の会
    ホームページの作成方法などの内容もあったが、渡米中の技術担当者の役割や、海外でのインターネットの使用における留意点などのほうが参考になった。さらには、それらを主にした内容であったほうがよい。成田において、技術担当者同士で確認したことが役にたった。
  B 年度を超えるときの引き継ぎ
   
  • 担当者の異動はなかったため、特に大きな問題はなかった。新たに着任した教員等も含めて、新年度の始めに本校教員に再度プログラムの概要説明を行った
 
(3) 日本からアメリカの学校へ出かける段階(3月末〜4月始め)
  @ 渡米準備 
   
  • 地域応募の3校で打ち合わせを行った際、過去の釧路からの参加校の記録を基に準備する必要のあるものについて確認した。
  • 相手校等へのお土産については市教育委員会が担当した。
  A 渡米後(前)の研修
   
  • 過去参加者によるセミナー等ではMTPに関する様々な情報を得ることができ、有意義な研修とすることができた。
  • ワシントンでの視察研修では、観光名所を多数訪れることができ、アメリカの歴史についてより深く学ぶことができた。
  B 現地校についての研修
   
  • 日本文化と日本語を紹介する授業を多数行った。
  • 数多くの授業を参観することができ、理科教員である技術担当者は積極的に理科の解剖の授業にも参加していた。
  • 地域応募の他の相手校も同じ敷地内にあったため、幅広い教育実践を目にでき、非常に勉強になった。
  • 土壌・昆虫採集のプロジェクト予定地も視察し、調査活動の実施方法について話し合いを行った。
  C 現地校を去るときの留意点
   
  • 担当教員のみでなく、教育管理者と技術担当者のこともよく理解できるように努めるべきである。帰国した後や担当教員が日本に滞在している間にプログラムに対する考え方の相違などが見えてくることもあるためである
  D 帰国報告会についての留意点
   
  • アメリカ滞在中に多くの写真やビデオなどの記録を残しておくと、発表時非常に役立つ。
  • 単に帰国報告会のために資料を整理するのではなく、校内での帰国報告にも使えるようにまとめを作成すると、より分かりやすい資料になると考える。
  E 研修経費について
   
  • 調査活動に生かせるよう、接写のできるデジタルカメラやプリンターなどを購入した。米教員の滞在時に効果的に利用することができた。
 
(4) 日本の学校が始業する段階(4月)
  @ アメリカ人教員を受け入れる準備として
   
  • 教育管理者がアメリカ人の滞在するホテルなどの手配を行った。
  • 校内では、主に1学年が交流事業を担当することや、理科での対応などの、おおまかなカリキュラム作成を行った。
  A 基本プロジェクト及びペアプロジェクトの児童・生徒の準備
   
  • 基本プロジェクトに参加する生徒を決定し、MTPの概略の説明を行った。単にデータを集めることが目的ではなく、あくまでも国際交流の足がかりとしての調査であるという事を繰り返し説いた。
(5) アメリカから日本に教員を受け入れる段階(6月中旬〜7月中旬)
  @ 受け入れ前の準備
   
  • 各教科で最低1時間は国際交流の観点から授業を行うこととし、各教科から授業案を提出させた。それを英語科で英訳し、米教員に渡るようにした。
  • 学級活動は一学年で担当し、各学級に一週間ずつ滞在し朝の会から清掃まで全ての活動に参加するように計画立てた。また、米国教員の送り迎え等に関して、本校教員の協力をあおいだ
  A 受け入れ後のカリキュラム等の取り組み
   
  • 事前に作成していたカリキュラムでは、米国教員が日本文化にふれる機会がかなり制限されてしまった部分があったため、カリキュラムの見直しを行った。
  • 各教科の授業にあたっては、英語科が英訳などのサポートを行った。
  • 米国教員が理科の教員であったため理科の授業の参加を多くし、生徒に、より人間性が伝わるように工夫をした。
  • 学校単位・学年単位での歓迎会・送別会を設定し、全ての生徒がMTP事業に関わっているという実感を持たせるようにした。
 
(6) 受け入れが終わってから最終会議を行う段階(7月下旬〜3月)
  @ 基本プロジェクト及びペアプロジェクトの児童・生徒の取り組み
  • MTP国際交流委員として、1年生を対象に2学期の始めに募集した。活動は、放課後を利用して実施、月3〜4回程度の活動を行っている。(1年生を対象にした理由は、担当教員が2名とも1年担任であること、米国人教員が来校した時、最も交流を深めた生徒が1年生であったこと、米国人教員も1学年の生徒を対象にプロジェクトを実施していること、の3点からである。)
  • FUTURE CITYコンテストのみ、3年生選択技術科で取り組んでいる
  A テレビ会議システムの利用について
  • CUSeeMeの操作については、それほど難しくはないと思う。しかし、相手校の画像がこないテレビ会議が続いている。本校の環境が問題ではないと判断しているため、相手校の設備が早く整ってくれることを願っている段階である。
  B 最終報告に向けて
   
  • 最終報告会の内容について、具体的にまだ決まっていない。ただし、今までのテレビ会議を踏まえて両校の生徒にとって、そしてMTP2003の取り組みのまとめとなるよう取り組んでいきたい。
  C 研修費用の使用について
   
  • 研修経費はFMFから支給される研修費で、基本的に問題はない。
  • 食費やおみやげ代など個人的な支出については自費で支払った。
  • マイクロスコープの代金が一括して経費から差し引かれたが、希望者購入にするべきである。
 
(7) その他
  このプロジェクトに参加しての感想や意見など
   
  • 今年度、このような貴重なプログラムに参加する機会を頂いたことに感謝します。教師にとっても、そして何より生徒にとっても意義のあると感じる。しかし本校は初めての取り組みであったためか、有効に活用できなかったと感じる。正直、単年度では難しい面があるので、複数年度の取り組みを期待したい。幸い、来年度本校は、連続して参加する機会を頂いたので、今回の反省を生かしていきたい。
  • Master Teacher Program 2002のまとめとコメントにもあったが、担当チームは、情報、英語、生物、教育管理職という4人のチームの組み合わせが適切ではないかと思う(必ずしも、4人全員が渡米する必要はないと思うが)。