第1回 夏季  Summer
学習の流れ (「総合的な学習」3年生全員)
7月12日(月)  「学習の見通しを持とう!」
1.講話「水の循環についてのお話」(広島市衛生研究所:常政先生)
  水の博士(衛生研究所の先生方)の紹介
  学習についてのオリエンテーション

       
「水は,川から海に流れたらおしまいじゃないんだよ。雲・雨になってもどってくるんだよ。もし途中でよごしたらどうなるかなあ?」
「みんなが使える水は,地球全部の水がコップ100杯だとすると,たった1杯の,しかも底のほんの少し溜めた位しかないんだ。」

2.グループ分け <全13グループ>
 ○かんさつグループ→水の「透視度」「水温」「気温」「におい」「色」の測定や記録
 ○じっけんグループ→パックテストによる「pH」「COD」の測定や記録
 ○いきものグループ→その場所にすんでいる生き物調べ
 ※それぞれのグループがさらに,
  「ビオトープ」「観察池」「水道水」「井口川」の各場所に分かれて活動する。
7月13日(火) 「水調べをしよう!」
1.グループごとの打ち合わせ(観察や実験方法の確認)
2.グループごとの活動
 ※パートナー校のジョーンズ先生にも参加していただきました。井口川グループに同行され,においをかいだり,パックテストをしたり,児童に話しかけたりと,大変積極的に活動されました。

 <井口川グループ>
      
 「何かにおう?」「わたしはにおわんよ」 「ジョーンズ先生,どう?」 「水の博士!これでいいですか?」

 <水道水グループ>
      
 「ねえねえ何度?」 「パックテストは水をたっぷり入れんにゃあいけんのんよ」 「あたしはこの色に一番近いと思うけど」

 <ビオトープグループ>
      
 「ほら,こうやって見るんだよ」 「あっ,何かおった」 「これが,水がどれくらい透き通っているか調べる道具だよ」

 <観察池グループ>
      
 「水はそっとすくわないと,水だけのよごれかどうかわかんなくなっちゃうよ」 「生き物調べの人は,水調べがすんでからだよ。先に水をかき混ぜちゃあいけんよ」
3.活動を終えて(衛生研究所の先生・ジョーンズ先生のお話)
  
 「暑いのにみんなよくがんばったね」 「みんなといっしょに勉強できてよかったです。アメリカに帰って,同じようにがんばりたいと思います」 (ジョーンズ先生のお話のわりには,先生の通訳は短かったような・・・)
7月14日(水) 「調べたことをまとめよう!」
1.グループごとのまとめ
    
 「大きく書かんと,ほかのグループの人に分かりにくいよ」 「どんなことがわかったの?」
2.意見交換と学習のまとめ
    
 「これだけ調べて,安心して飲める水は水道しかないことがわかった」 「色が変わったところがおもしろかった」 「みんな,これで終わりじゃないよ。これからもっと水や環境のことを知って欲しいです」
3.「富士山のかくし水」を味わう。
 時間の都合で翌15日(木)になりましたが,衛生研究所の先生方のはからいで,富士山のわき水を全員飲ませていただきました。
実験や観察の結果
場所 井口川 観察池 水道水 ビオトープ(流れ) ビオトープ(池)
透視度(cm) ※1 100 100 100 100 100
水温(℃) 28 26 28 31 36
気温(℃) 34 33 30.5 34 34
におい なし 土のようなにおい ふつう うすいにおい へんなにおい
とう明 とう明 とう明 半とう明 とう明
pH(パックテストの色) 黄緑 黄緑 黄緑
pH(数値)
数値が高ければアルカリ性,
低ければ酸性
5.8 9.5 7.0 7.0 8.0
COD(パックテストの色) 赤むらさき 水色,黄緑,うす赤
※2
うすむらさき はい色 青緑
COD(数値)
数値が高いほど有機物が多く汚い水と言える
8.0,8.5
※2
5,10,50
※2
13 20
生き物 (児童にとっては危険なため調査せず) メダカ
やご
水草
ホテイアオイ
蛍の幼虫
メダカ
やご
水ぐも
カワニナ
がま
水草
ハス
メダカ
水ぐも
がま
※1 注文した透視度計が観察当日までに届かなかったため,6月11日に衛生研究所の方が予備調査をしてくださった時のデータを引用した。
※2 複数の児童で実験をしたため,児童によって数値が異なった。混ぜ返したため,水底の有機物が舞い上がったとも考えられる。
児童の気づき
○透明な水でも飲めるとはかぎらないことがわかった。
○見た目に汚くても,ちゃんと調べたらそうでもないところがあった。
○パックテストの色が変わって,時間がたつと色がまた変わった。早く見ないといけない思った。
○水を汚すのは人だから,気をつけたい。
○富士山の水がすごくおいしかった。
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